iPhone8 Plusは歴代iPhone中、最も重い

iPhone8 Plusは歴代iPhone中、最も重い

9月22日に発売されたiPhone8 Plusは、背面にガラスを採用したこともあり、これまでのiPhoneシリーズの中で最も重いモデルとなっています。

iPhone8 PLusの重量は初の200g超え

Appleは2014年に、5.5インチディスプレイを搭載したiPhone6 Plusを発売しました。その後、Plusモデルは2015年のiPhone6s Plus、2016年のiPhone7 Plus、そして2017年のiPhone8 Plusと代を重ねてきました。

今年のiPhone8 Plusは、ワイヤレス充電対応のために背面がガラスになった影響もあり、重量は202gと、歴代iPhoneシリーズの中でも最重量モデルとなっています。

歴代のPlusモデルの重量は以下のとおりです。
● iPhone6 Plus:172g
● iPhone6s Plus:192g
● iPhone7 Plus:188g
● iPhone8 Plus:202g


なお、11月3日に発売されるiPhone Xの重量は174gです。

もし、2014年のiPhone6 PlusからiPhone8 Plusに買い換えた場合、本体重量は30g増えることとなり、手にした時に重さを感じるレベルの違いとなっています。

iPhone8 Plusの重さは実用上は問題にならない、との指摘も

iPhone8 Plusの重量は、他のモデルと持ち比べれば重いのは事実ですが「実用上はあまり問題にならないだろう」、と携帯電話関連のニュースサイトPhoneAreneは指摘しています。

iPhone8 Plusでは、iPhone7 Plusで注目を集めた写真機能のポートレートモードが進化しているほか、カメラ情報の専門サイトが「スマートフォン史上最高のカメラ」と賞賛するほど、撮影能力が向上しています。

また、最新のARアプリにも対応する高い処理能力を誇るA11 Bionicプロセッサは、同時に省電力性能にも優れており、iPhone8 PlusはiPhone7 Plusよりもバッテリーが小型化しているにも関わらず、同程度の動作時間を確保しています。

また、iPhone Xよりも低価格で、発売直後のモデルながら、在庫が比較的入手しやすい状態となっています。

なお、一部のiPhone8 PLusでバッテリーが膨張する問題が発生しており、Appleは問題の解決に向けて調査を開始しています。

Source:PhoneArena

発売前になぜ?すでにiPhone Xを使用している男性が目撃される

発売前になぜ?すでにiPhone Xを使用している男性が目撃される

11月3日に発売されるはずのiPhone Xをすでに操作している光景が韓国で激写され、話題を集めています。中国を中心に出回っているクローン(形だけを似せた偽物)とは異なり、実際にiOSと思わしきUIが画像から確認できます。

1カ月先の商品なのに既に入手?

先日の発表会で、iPhone Xの基本的な機能やスペックが明らかになりましたが、実際に手に取って操作ができたのは、関係者を除けば、イベント当日に赴いたジャーナリストだけです。

しかし、発売前のiPhone Xをさも当たり前のように操作している人物が、韓国・ソウルの地下鉄で撮影されています。


韓国メディアInsightに画像を寄せた人物によると、目撃したのは9月28日の夕方で「ディスプレイはとても綺麗で、はっきりと近くで見た」とのこと。さらに男性は「iPhoneのカレンダーでスケジュールを作成しており、彼の知り合いとメッセージで連絡を取り合っていた」そうです。

確かに激写された画像をみると、iOSのメッセージらしきアプリでやり取りしている様子が確認できます。

浮上してきた複数の可能性

考えられる可能性は2つです。

1.実はもう本物が出回っている

1つは、すでにiPhone Xが限られたユーザーの間で出回っているというケースです。

発売前に販売代理店が入手して画像を公開することはありますが、さすがに1カ月前(さらに本格的な量産がなされているかも怪しい)とあっては、ショップが入荷している公算は低いでしょう。

仮に本物だとした場合、組み立てを請け負うFoxconnから横流しされたか、あるいはHomePodのように初期ユニットがテスト使用されているのだと思われます。

2.精巧なiPhone Xのクローン

もう1つは、iPhone Xに外見だけ似せたクローン端末というケースです。

通常であれば、こちらの説を採りたくなるところですが、外観を似せることはできても、iOSの動作まで真似することは非常に難しいとされています。事実、300ドル(約33,000円)で購入できるiPhone Xのクローンは、見た目はそっくりでも、実際の機能は非常にお粗末なものでした。

世界的なニュースになってしまった以上、ことの真相を掴むには、もう1度持ち主に出会うしかなさそうです。

Source:Insight,BGR

スペックだけじゃない!iPhone Xは環境にも優しい

スペックだけじゃない!iPhone Xは環境にも優しい

Appleは新たに、iPhone Xが環境に与える影響をデータ化したレポートを発表しました。従来のiPhoneよりもハイスペックなばかりでなく、環境に優しい製品であることをアピールしています。

温室効果ガスの削減に寄与

11月3日の発売を前にして、AppleはiPhone Xのイメージアップに余念がありません。

新たに公開されたレポートでは、ベリリウム、臭素化難燃剤、水銀、ポリ塩化ビニルといった、環境への影響が少なくない化学物質がiPhone Xに使用されていないことのほか、ガラスはヒ素不使用、フレームは再生可能なステンレススチールを用いていることなどが強調されています。

ちなみに、今から10年前の2007年、創業者のスティーブ・ジョブズ氏が代表を務めていた頃、Appleは環境保護団体から結構な批判を浴びていました。ヒ素や水銀はこの時、ジョブズ氏が環境保護へのロードマップを明らかにする上で、将来的に使わないことを約束した物質です。


iPhone Xにおける温室効果ガス排出の流れを可視化。合計79kgのうち、80%が生産段階で輩出されることが分かる

また、パッケージには175gの竹、管理森林から採られた材木、再生紙、サトウキビ廃棄物が使用されています。このほかにも、包装に使うプラスチックを減らすことにより、iPhone6sの時に比べ、56%の温室効果ガス削減に寄与したとのことです。

環境への取り組みが評価

ティム・クック最高経営責任者(CEO)でAppleは、大規模な太陽光発電施設を中国に作ったり、広大な森林を購入して「自産自消」に努めたりと、環境保全への取り組みを強めています。

その甲斐あってか、環境保護団体Greenpeaceの調査では、3年連続でトップスコアを獲得しています。

Source:Apple,FOX NEWS

iPhone Xの品薄状態、顔認証向けセンサーの生産遅れが原因か

iPhone Xの品薄状態、顔認証向けセンサーの生産遅れが原因か

iPhone Xが入手困難になるという見方は、決して一部にみられる悲観的観測というわけではなくなってきました。複数のアナリストが次々と、iPhone Xは2018年まで品薄状態が続くとのレポートを発表しています。理由は、顔認証を行うTrueDepthカメラの歩留まりが悪いことが原因だと考えられています。

TrueDepthカメラの歩留まりが低い

Nikkei Asian Reviewに、iPhoneのパーツを担当するサプライヤー関係者が語ったところによると、11月3日に発売予定のiPhone Xは、3Dセンサー(TrueDepthカメラ)を担当しているメーカーがAppleの基準を満たす製品を安定して量産することができていないそうです。実際にAppleがどのくらいの台数を発注しているのかは不明ですが、現時点では1日に数万台レベルの量産しか行えていないとのことです。

鈍い出足となったiPhone8シリーズですら、中国の特定キャリアだけで3日間で100万台ほどの予約があったとなれば、このままでは10月27日から始まる予約を到底満たすことができません。

年内生産は4,000万台ほどの見込み

台湾のアナリストであるジェフ・プー氏も、10月第2週からiPhone Xは量産が始まり、第3週には中国から出荷されるものの、11月3日以降も供給は乏しいままだと指摘します。

プー氏によると、Foxconnが独占的に組み立てを請け負っているiPhone Xは、9月で200万台、10月で1,000万台が生産され、年末までには生産台数の合計が4,000万台に達する見込みだそうです。品薄が続いたiPhone7/7 Plusが年内に約7,500万台生産されていたことを思うと、その半分ほどの4,000万台というのは随分と寂しい数字です。

初回予約ができれば年内に間に合う?

iPhone Xの量産体制が、TrueDepthカメラのおかげで危ぶまれていると指摘するのは、KGI証券のアナリストであるミンチー・クオ氏も同様です。クオ氏はiPhone Xの初期需要が5,000万台に達するとし、本格的な量産は10月より開始されるものの、品薄状態は2018年前半まで続くだろう、と予測しています。

また、サプライヤー事情に詳しいDigiTimesも、当初の計画に対して40%しか出荷できていないとし、複数のサプライヤーにパーツの出荷調整を行うようAppleが指示した、と伝えています。

ひとまず、クオ氏の情報とNikkei Asian Reviewの情報とを照らし合わせると、初回予約に成功すれば、4,000万台が生産される年内までには届くかも知れない、といったところでしょうか。

Source:Nikkei Asian Review

発売前のiPhone Xを分解?内部の3Dイメージ画像、デザイナーが公開

発売前のiPhone Xを分解?内部の3Dイメージ画像、デザイナーが公開

iPhone X内部の3Dイメージ画像を、デザイナーのマーティン・ハジェク氏が公開しました。A11 Bionicプロセッサや顔認証に使われるTrueDepthカメラシステムなどが描かれています。

11月3日発売のiPhone X内部のイメージ画像

iPhone Xが11月3日に発売されるのを前に、これまでiPhoneなどの高精細なコンセプト画像を数多く公開してきたデザイナーのマーティン・ハジェク氏が、iPhone X内部のイメージ画像を公開しました。

なお、実物の分解レポートは、発売直後にiPhoneなどの分解レポートで知られるiFixitが公開するとみられます。

一足先にiPhone Xの分解気分

iPhone Xの最大の特徴のひとつ、ホームボタンを廃止したベゼルレスの有機EL(OLED)ディスプレイが、本体の縁ギリギリまで配置されていることがわかります。

本体背面には、ワイヤレス充電用のコイルが搭載されています。

iPhone Xのバッテリー容量は、中国の認証機関に登録された情報から、iPhone8 Plusより多い2,716mAhではないか、とみられています。

顔認証に使われるTrueDepthカメラシステムは、センサー類を高密度に搭載するためか歩留まりが低く、iPhone Xの品薄の原因と指摘されています。

iPhone8/8 Plusにも搭載されている、iPhone Xの心臓部A11 Bionicプロセッサは、MacBook Pro並みの高い処理能力を持つとされています。

縦に並んだデュアルカメラは、高い撮影能力に加えて、拡張現実(AR)に最適化されています。

2018年前半までの品薄が予測されるiPhone X

iPhone Xは、度重なる設計変更や部品の供給不足、Appleの品質へのこだわりもあり、発売後しばらくは品薄が続くことが確実視されています。

Apple関連情報に詳しいKGI証券のミンチー・クオ氏は、iPhone Xの発売時点での需要は5,000万台に達し、品薄は2018年前半まで続く、と予測しています。

マーティン・ハジェク氏のWebサイトには、これ以外にも多数の画像が投稿されていますので、ご興味のある方はご覧ください。

Source:Martin Hajek