iPhone8/8 Plus、こっそり出荷が開始される~運送業者サイトから判明

iPhone8/8 Plus、こっそり出荷が開始される~運送業者サイトから判明

15日に予約が始まったiPhone8/8 Plusですが、17日に早くも初回出荷分が「出荷準備中」となったことに続き、18日には一部ユーザーに向けて出荷が始まっていたことが分かりました.

すでに各地から出荷が始まっている

ニュースサイトMacRumorsのフォーラムに投稿された画像からは、すにで9月17日午前6時の時点で中国から出荷され、同日午後6時には上海で税関でチェックを受けている状況が確認できます。


この画面は、運送業者UPSの公式サイトから配送番号を入力することで確認できるもので、Appleの公式ページでは相変わらず「出荷準備中」の状態が続いているようです。

また、すべてのiPhone8/8 Plusが中国発となるわけではなく、端末によってはアメリカのペンシルベニア州からも発送されているそうです。

現時点では、すべてのユーザーが配送状況を確認可能な状況にはなっていないようですが、22日の到着に向けて、水面下では着々と出荷作業が進められていることが分かりますね。

iPhone8より品薄?Apple WatchとApple TV

iPhone8/8 Plusの初回出荷分はすでに全モデルが完売となっていますが、執筆時点(9/18)では、iPhone8/8 Plusのいずれのモデルとも出荷予定日が「1~2週間」となっており、例年のiPhoneの品薄状態を思えば、比較的容易に手に入る状況です。

ただし、Apple WatchのGPS+Cellularモデルや、Apple TV 4Kの64GBモデルについては、すでに出荷予定日が「2~3週間」となっています。

Source:MacRumors

【iPhone8】3つのカラーを見てみよう

【iPhone8】3つのカラーを見てみよう

Apple Special Event 2017にて、iPhone 8・iPhone 8 Plusが発表されましたね。
カラーバリエーションは「シルバー」「ゴールド」「スペースグレー」の3色でした。

iPhone 8・iPhone 8 PlusはiPhone史上初のガラスボディ。美しくキラキラと輝く背面がとても魅力的です。
7層の色処理を施して深みのあるカラーリングを実現をしたとのことで、「実物を早く見てみたくてたまらない!」なんて方も多いのではないでしょうか。

Apple公式サイトではすでにiPhone 8・iPhone 8 Plusの3つのカラーの詳細な写真が公開されていますよ。
3つのカラーをじっくり見比べて、お気に入りのカラーを見つけておきましょう!

iPhone 8・iPhone 8 Plusのカラーを見てみよう!

シルバー

「シルバー」は、背面・側面がシルバーで、液晶面が白色のモデル。
どんなファッションやシーンにも合う、飽きのこない定番カラーです。
色味の主張が激しくないので、クリアケースを装着した時なども自然に馴染みますよ。

ゴールド

「ゴールド」は、背面・側面がゴールドで、液晶面が白色のモデル。
Apple公式サイトで見る写真は若干ピンク味がかったようにも見え、華やかな印象です。
これがガラスでキラキラと輝くと考えると・・・絶対美しいですよね。

スペースグレー

「スペースグレー」は、背面・側面・液晶面がすべて黒色のモデル。
黒で統一されたボディはとにかくカッコいい。ブラック好きにはたまらないですね。
iPhone 7・iPhone 7 Plusの「ジェットブラック」の色味や質感に似ているようにも見えますね。早く実物を見てみたいです!

Source:Apple

iPhone8にiPhone7のケースは使えるのか

iPhone8にiPhone7のケースは使えるのか

ついに発表されたiPhone 8、iPhone 8 Plus。サイズは現在販売されているiPhone 7、iPhone 7 Plusとほとんど変わりません。

現在iPhone 7、iPhone 7 Plusで使用されているケースはそのまま使用できるのでしょうか?

iPhone 8シリーズのサイズ

iPhone 8/8 PlusとiPhone 7/7 Plusのサイズは以下の通り。

0.1~0.2mmの違いはありますが、ほとんど一緒です。

純正ケースは互換性あり

Apple純正のレザーケース、シリコンケースともに、iPhone 8/7、iPhone 8 Plus/7 Plus両対応となっています。

このことから、0.1mm単位のよほどタイトに製造されているケースでない限り、現在iPhone 7/7 Plusで使用しているケースはそのまま使用できるのではないかと考えられます。

iPhone Xの切り欠き部分、起源はMicrosoftのKinectだった

iPhone Xの切り欠き部分、起源はMicrosoftのKinectだった

AppleがiPhone Xに取り入れた、3D顔認識を可能にするTrueDepthカメラを含む黒い切り欠き部分について、「基本的な構造はMicrosoftのKinectと同じ」と、米メディアThe Vergeが指摘しています

よく似ている?Kinectと切欠き部分の構造

下は、2009年6月にMicrosoftが発表したKinectの図解図です。

そして次の図は、Appleが現地時間9月12日の新製品発表会で明らかにした、iPhone Xの黒い切り欠き部分の構造図です。

Kinectはティルトモニターを搭載している点は異なりますが、確かに基本構造はよく似ています。

基本はPrimeSenseの技術

それもそのはず、オリジナルのKinectは、イスラエルを拠点とする企業、PrimeSenseが開発したものだからです。ご存知のようにPrimeSenseは、2013年にAppleに買収されています。

赤外線の点から構成されるグリッドを対象物や場面に照射し、それを赤外線カメラで読み取って深度情報を専用チップで解析する技術を開発したのがPrimeSenseです。

発売当時、Kinectは大きな話題となり、ゲーム機向けシステムとして大きな成功を収めました。またゲーム以外の分野でも採用されました

発展を遂げた深度センサー技術

PrimeSenseが開発した深度カメラ技術は、さまざまな企業の努力によってさらに発展していきます。Microsoftは独自で「Kinect 2.0 for the Xbox One」を開発、精度と解像度をさらに向上させました。

またIntelも独自の深度センサー「Intel RealSense」を開発、2015年にはPCを指紋や顔認証でロック解除する「Windows Hello」の開発にも携わります。

Face ID、アニ文字を実現するiPhone XのTrueDepthカメラ

そして今回登場したのがフロント側にセンサー群やカメラを搭載したiPhone Xです。モーションセンサーを搭載したオリジナルのKinectとは異なり、iPhone Xのセンサー群は顔をスキャンすることと、Face IDのために設計されています。またTrueDepthカメラを活用したアニ文字は、ユーザーの表情を詳細に読み取り、アニメーションに反映するという驚くような技術です。

しかしその基本的なアイディアは、Kinectから変わっていません。ただしその技術はさらに進化し、iPhone Xの小さな黒い切り欠き部分に収まっています。

Source:The Verge

iPhone XのTrueDepthカメラが画面側に向けられているのはなぜ?

iPhone XのTrueDepthカメラが画面側に向けられているのはなぜ?

初代iPhone発売から10年、記念モデルとなるiPhone Xが12日、Apple新作発表イベントにて華々しく発表されました。しかしながら、iPhone Xに最も期待されていた機能の一つである拡張現実(Augmented Reality)に関しては、未来を切り開いていくような決定的な発表はなく、iOSの開発責任者であるクレイグ・フェデリキ氏自身によるアニ文字を使った馬のパフォーマンスなど、予想外の形で収束しました。

期待していたのは周辺環境を大きく巻き込むスケールの大きなAR

12日のiPhone Xのデモ発表で紹介されたのは、顔の動きに合わせて絵文字をカスタマイズできるアニ文字と、サードパーティ企業によるARテーブルアクションゲームのみで、ARを用いたナビゲーションなどの、環境を広く認識してグラフィックを重ね合わせるようなアプリケーションの紹介はありませんでした。

今年の6月5日(日本時間6月6日)に開催されたAppleの開発者会議(WWDC 17)では、Pokémon GOにARKitを応用するこことで、ポケモンのグラフィックが宙に浮かず、影と共に完全に地面に設置されているデモが披露されました。

それを覚えていたユーザーは、Pokémon GO以上の何かをiPhone XのARデモから期待していたのではないでしょうか。専門家によると、TrueDepthカメラが自撮り用として、画面側に向けられていることに問題があるようです。

なぜTrueDepthカメラがリアカメラ側に取り付けられていないのか

iPhone XのTrueDepthカメラは、Appleが2013年に買収した、3Dセンシングで知られるPrimeSenseの技術が取り入れられていると言われています。

しかしながら、デバイスのリア部分に埋め込まれたカメラ・センサー群を使用して周辺環境をマッピングするGoogle Tangoシステムとは反対に、AppleはTrueDepthカメラを自撮り側(画面側)に取り付けたため、周辺環境ではなく、顔の3Dマッピング専用となってしまっています。

Appleがデモとして披露した、顔の表情で絵文字をコントロールすることができるアニ文字は、Appleが2015年に買収したFaceShiftと呼ばれる企業の技術が用いられていると見られていますが、これらの顔のトラッキングをベースとしたARが、これからARの未来を作っていくとは考えにくいと、専門家は辛辣な意見を述べています。

iPhone XのTrueDepthカメラが自撮り用となっている理由としては、赤外線プロジェクターの強さが十分でなく、広い周辺環境まで飛ばすことができなかったからか、バッテリーを消費しすぎる、もしくは、デバイス自体が熱くなりすぎてしまうからなど、様々な要因が考えられるとのことです。

Source:Edward Miller (Scape Technologies) /Wired