一部のiPhone7 Plusユーザーから、撮影した写真がぶれたように見える、画質が低いとの苦情の声が上がっています。
デュアルカメラの採用、そしてiOS10.1による一眼レフ並みのポートレートモード機能追加でカメラ評価の高いiPhone7 Plusですが、一部で撮影した写真に「水彩画のような効果」が勝手にかかってしまうという現象が起きているようです。
アメリカのAppleコミュニティのサポートフォーラムには、10月の初め頃から同様のクレームが書き込まれています。内容はほぼ一緒で、いずれも写真がぶれたように見える、ぼやけて見えるといったものです。
「ストレージ最適化」を無効にしたら画質がよくなった、サードパーティーのカメラアプリを使ったらややマシになったという報告はあるものの、現時点では原因や根本的な解決策は見つかっていません。
ただし報告件数はそれほど多くはなく、珍しいケースであるようです。米メディアAppleInsiderが調査したところ、発売以来31店のApple Storeに寄せられた1,004件のiPhone7 Plusのトラブルのうち、カメラ関連の問題は8件のみで、しかもすべてがこの「水彩画問題」というわけではないとのことです。
Appleはこの件について、複数の原因が重なって問題を引き起こしている可能性があるため、AppleCareまたはGenius Barに相談するようアドバイスしている、とAppleInsiderが伝えています。
Source:AppleInsider